こんな言葉、あんな言葉

2008年12月14日 (日)

Weekly Quote(最終回)-パスポート

6月から半年間、ほぼ毎週つづけてきたWeekly Quote(今週のことば)ですが、今日で最終回です。来年からも、ちょっと興味惹かれるQuoteを見つけたときには、不定期に記事にするつもりですので、またよろしくお願いします。

さて、今週は、パスポートQuotes3題。

My face is my passport.
--Vladimir Horowitz

顔がわたしのパスポートだ。
-ウラジミール・ホロヴィッツ

Education is the passport to the future, for tomorrow belongs to those who prepare for it today.
--Malcolm X

教育は未来へのパスポートだ。今日その用意をしている者のために明日はあるのだから。
-マルコムX

Should such an ignorant people lead the world? How did it come to this in the first place? 82 percent of us don't even have a passport! Just a handful can speak a language other than English.
--Michael Moore

こんな無知な人々が世界を率いるべきなのだろうか? そもそも、どうしてこんなことになってしまったのか? 米国民の82パーセントはパスポートさえもっていない! 英語以外の言語を話せる人も一握りしかいないのだ。
-マイケル・ムーア

ホロヴィッツさんは大天才ピアニスト、マルコムXさんはボクサーのカシアス・クレイさんに多大な影響を与えてモハメド・アリに改名させてしまったことでも有名な攻撃的黒人解放運動指導者、マイケル・ムーアさんは「華氏911」などの作品で知られる社会派映画監督。今週のことばは、どれもがその人の個性が出ているような気がして、とてもおもしろいと思いました。

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2008年11月30日 (日)

Weekly Quote(21)-ノーベル賞

今週のことばは、昨日のブログで話題にした、本年度ノーベル化学賞に輝いたマーティン・チャルフィー氏のお言葉です。USA Todayの記事で見つけた受賞後のチャルフィー氏の言葉からの引用です。この記事にはマーティンさんの写真もありますよ!

It's not something out of the blue, but you never know when it's going to come or if it's going to come, so it's always a big surprise when it actually happens.
--Martin Chalfie

今回の受賞が思いがけないことだったというわけではないが、いつその日が来るのか、あるいは果たしてほんとうに受賞できるかどうかもわからなかった。だから、実際にそれが現実となれば、やはり大きな驚きなのだ。
-マーティン・チャルフィー

ノーベル賞受賞者って、英語でshineNobel laureateshineっていいますけど、わたしはこの言葉がとてもロマンチックで好きです。laureateとは月桂冠をいただいた人ということですが、ただwinnerというよりもちょっと格調高い感じでいいですよねー。マラソンの優勝者にも本物の月桂冠が贈られることがありますが、あれもすてき。

ただ、日本語で月桂冠というと日本酒の「月桂冠」を思い出してしまうのはわたしだけでしょうかcoldsweats01。言葉の多くには切っても切れないイメージが付随している気がします。

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2008年11月23日 (日)

Weekly Quote(20)-数学

おととい数学本ブームについて書いたので、今週は近代数学の創始者で、アルキメデス、ニュートンと並び称されるドイツの大数学者、ガウスのお言葉です。

It may be true, that men, who are mere mathematicians, have certain specific shortcomings, but that is not the fault of mathematics, for it is equally true of every other exclusive occupation.
--Carl Friedrich Gauss

一介の数学者にすぎない男たちには、いかにもそれらしい特別な欠点があるといわれている。たしかにそのとおりかもしれないが、それは数学のせいではない。きわめて専門性の高い職業の者にはすべて同じことがいえるからだ。

-カール・フリードリヒ・ガウス

偉大な数学者のお言葉ですので、おそれおおくて軽々しい訳はつけられませんが、要するに「数学者は変わり者だとよくいわれるが、卓越した仕事をする人間というのはえてしてそういうものなのだよ」ってことでしょうか。並みの人間には難しい数学理論は考えられませんものね。

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2008年11月16日 (日)

Weekly Quote(19)-情報社会&ER

「ジュラシック・パーク」などで有名な作家のマイケル・クライトンさんがお亡くなりになりました。まだ60代の若さ。そのすばらしき才能が惜しまれます。

In the information society, nobody thinks. We expect to banish paper, but we actually banish thought.
--Michael Crichton

情報社会では、考える人はいなくなる。我々は紙が消えると期待するが、じつは消えるのは思考なのだ。

-マイケル・クライトン

さすが、クライトンさんですね。こんな短い言葉でもずばりと、しかもだれにもわかるように現代社会pcを描写なさっています。

ところで、hospital人気テレビドラマ「ER」もクライトンさん(ハーバード大学医学部もご卒業なさっています)が原案・企画・製作総指揮・一部脚本をてがけられたことは有名です。わたしはずいぶん前になりますが、ER関連本を三冊翻訳させていただいたことがあるので、初期のころの「ER」はじっくり見ました。ジョージ・クルーニーさんの出世作ですよね。グリーン、ロス、ルイス、ベントン、カーター・・・なつかしー!

I tended to faint when I saw accident victims in the emergency ward, during surgery, or while drawing blood.
--Michael Crichton

救急治療部で事故の犠牲者を見たり、手術中、あるいは採血の際に、わたしはよく気分が悪くなったものだった。

-マイケル・クライトン

ERの第一話(パイロット版)で、若きレジデントのカーターが緊急オペ中に気分が悪くなるshockという場面があります。これって、クライトンさんの実体験に基づいていたのですね!

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2008年11月 9日 (日)

Weekly Quote(18)-笑顔

今週のことばは、11月6日のブログに書いた「一怒一老」からの連想で選んでみました。

Wrinkles should merely indicate where smiles have been.

--Mark Twain

顔のしわは笑いじわだけにしたいものだ。

-マーク・トウェイン

英語をそのまま訳すとちょっと硬くなるかなと思って、こんな訳をつけてみました。眉間のしわ、おでこの三本じわはなるべくつけたくないですね。

アンチエイジングがはやっています。もちろんわたしもいつまでも若々しくいたいという願望はあり、化粧品もそういうタイプについ手が出ます。でも、やはり老けるものは老ける。だとしたら、ハッピーエイジングをめざしたいな、と最近は思うようになりました。

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2008年11月 2日 (日)

Weekly Quote(17)-ハロウィーン

2日遅いですが、ハロウィーンに関係がある言葉をさがしてみました。

Acting is like a Halloween mask that you put on.
--River Phoenix

演じることはハロウィーンのマスクをつけるようなものだ。

-リバー・フェニックス

23歳の若さで亡くなった、人気俳優のリバー・フェニックスさん。映画「スタンド・バイ・ミー」ではちょっとワルな少年グループのリーダー格の役でした。映画では、彼は後に弁護士になるのだけれど若くして不慮の死をとげます(20年以上前、アメリカで字幕なしで見ただけなのでうろ覚えですけど)。リバー・フェニックスさんの死後、それを思い出し、なんだか、俳優としての彼の若い死を予感させていたような気がしたものです。

「プライベート・アイダホ」は悲しい映画でした。キアヌ・リーブスさん演じる少年を愛しているのにむくわれないという役だったな。超美少年のふたりがやるとなんだかほんとうにせつなくて美しかった。キアヌはいまだに元気ばりばりで、いっぱい映画に出ててくれてよかった(キアヌ大好きですheart01)。

キアヌとリバーは仲がよかったと聞いています。リバーの死を聞いて、キアヌは一晩中泣き明かしたといつかインタビューで言っていました。リバーとキアヌがいっしょに出たもう一本の映画「殺したいほどアイラブユー」は、妙なコメディだったけど、実は大物スター(ケビン・クラインとかウィリアム・ハート)がたくさん出ている映画で、わたしはけっこう好きでした。

リバー・フェニックスさんの弟のホアキン・フェニックスさんは、俳優を引退しちゃうそうですね。歌手業に専念なさるとか。たしかに「ウォーク・ザ・ライン」でカントリー歌手を演じたときの歌唱力、はんぱじゃありませんでした。

俳優さんってほんとにいろいろなマスクをつけますよね。

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2008年10月26日 (日)

Weekly Quote(16)-ビートルズ

伊坂幸太郎さんの「ゴールデンスランバー」を読んだら懐かしくなって、久し振りにビートルズを聞きたいなと思いました。図書館にCDを借りに行ったら、「アビーロード」をはじめ、ほとんどが貸し出し中。いまでも人気が高いんだ!

やっと書庫から出してもらった「マジカル・ミステリー・ツアー」を借りることができました。わたし本人はビートルズはとくに好きじゃないのですが、家族にビートルズが大好きな人がいたため、子どものころ毎日のように聞かされ、この「マジカル・ミステリー・ツアー」も全体によく覚えていました。

先日、ビートルズのリンゴ・スターさんが、すべてのファンレターは今後いっさい受け取らないし、サインもしない、と宣言したという記事を読みました。残りの人生は、ビートルズのリンゴ・スターではなく、ただのリンゴ・スターとして生きていきたいということなのでしょうか。

全世界に絶大なインパクトを与えた伝説のロックグループ、ビートルズ。メンバー4人のうち2人はすでに帰らぬ人となり、ひとりはビートルズと決別したいと考える。ちょっと寂しい気がします。あとひとり、ポール・マッカートニーさんはどんなふうに思っているんだろうなあ、いま。というわけで、今週はマッカートニーさんのお言葉ですが、これはいつ話された言葉なのかわかりません。ビートルズとして名声を博してからだろうとは思いますが。

When you first get money, you buy all these things so no one thinks you're mean, and you spread it around. You get a chauffeur and you find yourself thrown around the back of this car and you think, I was happier when I had my own little car! I could drive myself!
--Paul McCartney

最初に金を手にしたときには、人にけちだと思われないように何でもかんでも買いまくり、まわりに金をばらまく。やがて運転手つきの車のバックシートで、こう考えるようになるんだ。小さな車に乗っていたときのほうが幸せだった。あのころは、自分で運転できたのに!

-ポール・マッカートニー

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2008年10月19日 (日)

Weekly Quote(15)-イノベーション

マッキントッシュ、iMac、iPod、iPhoneとつぎつぎに新製品を出して、世界のマックユーザーのみならず、最近では一般の人をも魅了しつづける会社アップル。今週のことばは、その創業者にして、現CEOのスティーブ・ジョブズさんのお言葉です。ジョブズさんは、名言家としても有名だそうで、技術のみならず、言葉でもクリエイティブなんですね!

Innovation distinguishes between a leader and a follower.
--Steve Jobs

リーダーとフォロワーを分けるのはイノベーションだ。

-スティーブ・ジョブズ

なんだか、ほとんど翻訳ともいえないような翻訳になってしまいました。でもビジネス系の本だとこうなりますね。

ビジネス系でなければ「他者より抜きんでるには、技術革新以外に道はない」とでもしますか。

こんなお言葉もありました。

Pretty much, Apple and Dell are the only ones in this industry making money. They make it by being Wal-Mart. We make it by innovation.
--Steve Jobs

まあ、この業界で儲かっているのは、アップルとデルくらいのものだな。あちらは大型スーパー戦略、われわれはイノベーションで勝負しているんだが。

-スティーブ・ジョブズ

Dsc00671a デルのパソコンになぜかアップルのシールが貼ってある我が家のパソコンwink

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2008年10月12日 (日)

Weekly Quote(14)-ノーベルさん

先週は、日本人が4人もノーベル賞を受賞して、久しぶりに明るいニュースでわきたちましたね。4人の博士たちの話を読むと、やはり、夢をもって努力することが大切なんだなあとしみじみ感じます。家族でクラゲを10万匹取ったという話もすてきだし、また戦後、もののない時代だから「紙とえんぴつ」だけでできる物理学に取り組んだという話(それはマスコミがつくった話かもしれませんけど)も、いいなあと思いました。

今週のことばは、そのノーベルさんのお言葉でございます!

If I have a thousand ideas and only one turns out to be good, I am satisfied.
--Alfred Nobel

千のアイデアが浮かんで、そのうちモノになるのがたったひとつだとしても、わたしは満足だ。

-アルフレッド・ノーベル

自分を含めてですが、どうも最近の人は失敗を極端に恐れる傾向があるみたいです。だからマニュアルどおりにやらないと気がすまない。ほんとうは、失敗して、恥をかいて、悔しいと思って、やり直したり努力したりしたほうがずっといいんですけどね。

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2008年10月 5日 (日)

Weekly Quote(13)-個性

今週のことばは、すんなり決まりました。

If you don't have enemies, you don't have character.
--Paul Newman

敵がいないってのは、個性がないってことなんだよ。

-ポール・ニューマン

先週お亡くなりになった、ポール・ニューマンさん。最後に見た出演作品はピクサーアニメの「カーズ」。伝説と言われたレーサーの役でした。ご自身も昔はカーレースにも出場してましたよね。思想的にもかなりリベラルで当局ににらまれていたときもあったとか。とすると、今週のこの言葉もわかりますね。

わたしが若いころばりばりの大スターだった方々が、毎年何人かお亡くなりになります。とてもさびしいです。昔から(いえ昔のほうがもっと)映画が好きだったので、若いころはスターがみんな自分より年下になっちゃったらどんな気分だろうと思ったものですが、なんのことはない、いつまでたっても若いスターに胸ときめくものですね。結局、気分だけは10代、20代のころとあまり変わってないってことのようです。

ポール・ニューマンさんと言えば、やはり「スティング」が最高です。結末を知らないで観てたので、ほんとに騙されてしまい(わたしが)、殺されちゃったと思ったときにはショックでしたけど、あんなに後味爽快な映画ってなかったなあ。

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