マイアミの思い出

2009年5月29日 (金)

本を読むスタイル

ちょっと前の眼鏡の記事で、わたしは寝っ転がって本を読むのが一番集中できると書きました。それは本当なんです。だから、ベッドの枕もとにはいつも本がたくさんおいてあります。

困るのは仕事の読書です。リーディングをするときなどは、メモをとりながら読んだほうがいいので、寝ころんで読んでいると、メモをとるのがたいへんなんです。それでも苦しい体勢でメモをとりながら読んだり、付箋をはったりして読みますけど。ほんとうはそんな姿勢で読んだら目にも悪いし、正しく椅子に座って机の上に本を置いて読むのが最良なんでしょうね。みなさんはどんな姿勢で読まれるのでしょうか? よかったらコメントで教えてください。ちなみに、仕事は寝ながらやりません。ちゃんと机に向かってやっています。

アメリカ人は、というか、少なくともフロリダに住む人は戸外で本を読むのが好きでしたね。週末は公園なんかで本を読んでいる人がいっぱいいました。ビーチでも読んでます。アメリカの本はとにかく分厚いので、一般に薄めの本が多い日本で育ったわたしたちには、読破するのがたいへんです。重いから寝転がって読むのも疲れるんだわ。でも、戸外で本を読むアメリカ人を見ていると、あんなふうに本を読んで休日を過ごすなら、簡単に終わる本じゃいやなんだろうなと思います。

公園やビーチまで行かなくても、マンションやアパートのベランダに椅子を出して本を読んでいる人の姿もたくさん見かけました。気持ちがよさそうです。わたしもあちらにいたころまねをしてみましたが、なにしろ子どものころから寝転がって読む習慣ができているので、さっぱり集中できませんでしたcoldsweats01

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2008年10月30日 (木)

ハロウィーン

Dsc00716_2日本人にはほとんど関係ないのに、クリスマス、バレンタインデーに続いて、だんだんにぎやかになるハロウィーン。

便乗商品を売るためのの商法だなあとは思うけど、かぼちゃがかわいいし、子どもの仮装も楽しいし、にぎやかなのは好きなので、まあいいかなと思ってます。

20年ほど前にアメリカに住んでいたとき、アパート暮らしでしたが、ほんとうに見ず知らずの近所の子どもが仮装して、「trick or treat!」ってやってきました。一年目はお菓子を用意していなかったので何もあげられなかったけど、次の年はちゃんと用意しておいて、かごに入れてあげました。

ところが、わたしたちが滞在中に、お菓子に毒が入っていたかなにか、そういった悪質な事件があり、子どもたちが自由に近所をまわれなくなりました。やめるか、親がついていくかどっちかになったと記憶しています。どうしてそんなひどいことをする人がいるんでしょう。現在のアメリカでは、どうなっているのかはわかりませんけど。

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2008年8月23日 (土)

英語の会話と発音の話(最終回)-学会発表されちゃった

1か月以上にわたり、英語の会話と発音の話を書いてきましたが、きょうで最終回。正直に言って、4年半もアメリカに住んで、たくさんのアメリカ人やその他の国の人たちと交流したにもかかわらず、英語ペラペラにはなりませんでした。でも、英語で会話する楽しさは十分味わえたし、臆することなく話す度胸がついたことは、貴重な財産です。

いよいよ帰国というとき、数期通った「英語の発音矯正」のクラスの担当プロフェッサー、パリーにお別れのあいさつに行きました。するとパリーは「あなたたちに会えなくなると思うとさびしいわ。とくにあなたはスペシャルな生徒だったから」と夫に言ったのです。パリーのクラスでは、ときどきLL教室に行って、個別に発音の練習を先生に聞いてもらいます。コースの最初と最後のLL教室での発音は録音されていたそうです。そこでパリーは、夫の発音を題材として、日本人の「rとL」の発音がいかに「パリー・メソッド」で改善さるかを研究し、その成果を学会発表したのですって! 夫は留学によってたくさんのことを吸収したと思いますが、ただ得るばかりでなく、自らが研究のマテリアルとなって言語学の発展にもささやかながら貢献しちゃんたんですねsign03 なんて有意義な留学生活happy01

でも、「改善」されたとはいえ、夫はいまだにrとLの発音には苦労しているもようです。でも、そのパリーの学会発表の話は、笑い話のネタになっているらしいですよ!

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2008年8月20日 (水)

日本のアニメ

日本のアニメが世界的に有名なことは、いまでは多くの人が知っています。でも、驚くことに20年くらい前にはすでに、かなり日本のアニメが世界の国々に浸透していたようなのです。

唐突にこの話題になったのは、オリンピックで男子バレーがベネズエラと対戦したためなんです。ベネズエラといえば、20年近く前にマイアミに住んでいたころ、ベネズエラ人のとてもかわいらしい留学生の友人がいたなあと思い出しました。彼女をふくめて、我が家に留学生の友だちが何人か集まったことがありました。たまたまテレビの話になり、彼女が「キャンディ・キャンディ」のファンだと言い出したんです。ベネズエラで放送されていたそうです。でも、彼女は「キャンディ・キャンディ」はヨーロッパとかで制作された作品だと思っていて(まあ、アニメの舞台も日本じゃないですけど)、日本のアニメなんだというと、本当に驚いていました。

去年、アラスカに行ったときも、日本のアニメがたくさん放送されていて、娘たちが喜んでみてました。もちろん英語の吹き替えです。「犬夜叉」、「クレヨンしんちゃん」、「ナルト」、「ポケモン」などなど、いっぱい。そのチャンネルは午後11時くらいまで、日本のアニメ中心に放送していて、11時すぎから、突然子どもは見ちゃいけない系の大人の番組に変わるので、いったいどんな視聴者が見てるチャンネルなんだろうと、ちょっと不思議でした。

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2008年8月 7日 (木)

英語の会話と発音の話(6)-国によって発音の弱点は違う

マイアミ生活も後半にはいってから、マイアミ大学の「英語の発音矯正」のクラスを夫といっしょに受講するようになりました。このクラスの担当プロフェッサーはパリーというとても威勢のいい女性で、すごく楽しいクラスでした。受講生はマイアミ大学に留学している人や、すでに大学の職員として働いている人たちなどでした。顔ぶれはスペイン語を母国語とするスパニッシュ系の人たちが半分以上、あとは中国からの留学生とわたしたち日本人がふたりの十数名くらい。

みなさん、とくにスパニッシュ系の人たちは、ネイティブ顔負けなほどおしゃべりが得意で、たしかにお国なまりはあるけれど、こんなクラスを受講する必要はないんじゃないかと疑いたくなるほどでした。でも、パリーの分析によると国によってそれぞれ独特な発音の問題があるとのこと。日本人は言わずと知れた「rとl」ですよね。英語ネイティブやスパニッシュの人にはそれが不思議でならないらしい。ところが、他の国の人にもとても直しにくい弱点があるんです。

スパニッシュ系の人はチ(ch)の発音が苦手で、シ(sh)とうまく言い分けることができない人が多いんです。それで、先生「ティーチャー」(teacher)と言うつもりでも、Tシャツと同じ「ティーシャー(ツ)」みたいになってしまいます。日本人のわたしたちにはちょっとびっくりですよね。また中国にはアイとかエイという二重母音がないので、中国系の人の場合、レイン(rain)がレンに、マイアミがミアミになってしまうことが多いのだそうです。

で、パリーはそれぞれの弱点を直すためのレッスンをしてくれるのですが、それがねえ、一筋縄ではいかないんです。しみついた発音というのはなかなか直らないし、単語ひとつなら言えても、会話の中にまざるとやっぱり昔の癖がでてしまいます。それは、日本人のわたしたちだけでなく、どの国の人もそうでした。

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2008年7月28日 (月)

英語の会話と発音の話(4)-イギリス英語

きのうCSでナショナルジオグラフィックの番組を見ていたら、ナレーションがとてもイギリスっぽい英語でした。イギリスの英語はアメリカの英語みたいな「アイガーラゴウ」式のリエゾンは少ないと感じます。単語がひとつひとつわりとはっきり発音されていて、とてもきちんとした感じで、この響きもとてもきれいです。なので、無理に「ノッゴナ」と言わなくても、こういう英語を真似してもいいんだと思います。

アメリカでは英語の勉強と称してテレビばかり見てました。ニュースならどういう話かだいたいわかるけど、コメディ番組はジョークのツボがつかめず、ほとんど笑えませんでした。でも2年もすると全部じゃないまでも、かなり笑えるようになってきました。ドラマは、テレビドラマの英語は映画の英語よりずっとわかりやすいです。

ところが、です。あるときイギリス製のドラマを見ていたら、何を言っているかさっぱりわからない。自信をなくすほどぜんぜんわかりませんでした(今でもそうです)。イギリス版でもBBCニュースとかドキュメンタリーの英語はわかりやすいのですが、ドラマ系は手ごわいです。それを、アメリカ人の友達に話したら、「あーらうちの夫も、イギリスの番組は何をしゃべっているのかよくわからんって言っているわよ」ですって。半分以上冗談でしょうけど、けっこう安心しました。

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2008年7月22日 (火)

英語の会話と発音の話(3)-日本人英語はチャーミング?

私自身は聞こえた発音をカタカナに置き換えようという斬新な発想はもちませんでしたが、とにかく聞こえたままを真似する努力はしました。

I'm not going to do it.という文は、ちょっと発音に慣れてくれば、「アムノット・ゴーイン・トゥ・ドゥー・イッ」とけっこうそれらしく聞こえる発音ができるようになり、もちろんちゃんと通じます。

でも、カレッジに通っていたころ、若い子たちの発音がそれとは微妙に違うことに気づきました。何が違うのか、しばらくはどうしてもわからなかったのですが、ようやくわかりました。彼らは「ノット・ゴーイン・トゥ」を「ッゴナ」って発音するんですね。わかったらうれしくて、しばらくは「アム・ノッゴナ」をしょっちゅう使っていました。

4年以上アメリカで暮らし、しかも英語をうまくしゃべれるようになりたいと努力もしていたので、3年くらいすると、だいぶアメリカ発音に近づくことができるようになりました。でも、カレッジの陶芸教室の友達の年配の女性に、「ナナコの発音はアメリカのキッズみたいになってしまったわ。昔の発音はとてもチャーミングだったのに」と言われてはたと気づきました。

アメリカ人にとって、日本語なまりっていうのも、けっこうチャーミングに聞こえたりするんだなって。日本でも外人のタレントさんが、母国語なまりの日本語を話していると面白く感じるけど、数年して日本語が上手になりすぎるとちょっと味気ない気がしたりしませんか? そう気づいたら、自分の日本人的発音に劣等感をもつ必要もないのかも、と思えるようになりました。

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2008年7月18日 (金)

英語の会話と発音の話(2)-ローマ字読みは使えない

クイズ:以下の単語のリストにはじつは意味があります。ただし、ひとつだけ、必要な単語が抜けています。どこが抜けているでしょうか?

itch、knee、sun、she、go、rock、hatch、cue、Jew

答え:rock、hatchの間にあるべき語が抜けています。

理由、わかりましたか? まず、声に出して、上の9個の単語を読んでみてください。イッチ、ニー、サン、シー、ゴー、ロク、ハチ、キュー、ジュー。ね、日本語の数字なんです。7だけは、どの単語をあてるのか忘れちゃいました。じつはこれ、マイアミで知り合ったある女性が、アメリカ人に、日本語で数を数えるやり方を教えているのを見て覚えたのです。「おはよう」は、ローマ字でohayoと書いても、アメリカ人には「オハヨー」とは読めないらしく、むしろOhio州の発音と同じと言ったほうがわかるみたいです。

自分でも経験があります。アメリカ人に日本語を教えると、アメリカの人は英語でフリガナをすることがあります。でも、そのつづりはローマ字とは違うんです。アメリカ式フリガナ日本語ですわ~。それで、どうやらローマ字読みと本来の英語の発音というのは一致しないんだなと実感するようになりました。やはり従来のカタカナ英語では通じにくいはずです。

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2008年7月 8日 (火)

アメリカの自動車事情(3)中古車を売る

せっかく買ったアメ車でしたが、ハズレだったのか、その後何度も修理が必要になり、半年で断念。結局、日本車の新車に買い替えることになってしまいました。新しい車はその後4年間、トラブルフリーで走ってくれたのでよかったです。いちおう、アメ車に乗るという夢も実現したわけだし。

4年半の留学生活を終えて日本に帰るとき、その車を売ることになりました。アメリカは車の売り買いが日本とぜんぜん違うんです。よく新聞に「何年製のホンダ・シビック、5000ドルで売ります」みたいな個人広告がのっています。そうすると見知らぬ人どうしが連絡をとりあって、直接取引するんです。お金(or小切手)をもらったら、自分のナンバープレートをはずして、相手に車を渡すだけです。もしかしたら、もうちょっと何かしたかもしれないけど(ずいぶん前のことなんで)、とにかく記憶に残らないほど売買の手続きは簡単でした(もちろん、ディーラーに売るという方法もあります)。

わたしたちは、知りあいの知り合いの人が車を探しているというので、その人に買ってもらいました。アメリカを発つぎりぎりの日まで乗っていて、約束していた場所で、上記のような簡単なやり方で愛車を売りました。その車はその後、数年間、エアコンを直した以外故障もなく元気に走っていたそうです。

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2008年7月 4日 (金)

アメリカの自動車事情(2)中古車を買う

80年代後半にアメリカに留学したとき、わたしたち夫婦は、なるべくアメリカナイズした生活を送ろうと考えました。それで、必要なことは現地の方に助けてもらうのではなく、できるだけ自分たちで交渉してやっていこうと思いました。おかげでたくさん失敗して、留学生活の楽しい思い出がたっぷりできました。

まずアメリカ生活でなくてはならないものは車。日本を発つとき、先輩に「ぜったいに日本車の中古を買うこと」と言われていたのに、わたしたちはひそかに「ぜったいにアメ車を買う!」と心に決めていました。

そこでかなり大きな中古車ディーラーにふたりで行きました。アメ車が買いたいと言うと、いろいろ見せてくれましたが、あちこちさわっていると車の内装の取っ手が取れてしまったりとか、ボロボロで傷だらけなのに「じゃーん、新品同様のムスタングだよ、自分で買いたいくらいだ」と勧められたりとか、じつに漫画チックなやりとりになりました。

しばらくして、見た目がわりと良くてじつにアメ車っぽい車で、そこそこの値段なのが見つかったので、それを買うことにしました。でも、エンジンがかからない。するとディーラーは「ノープロブレム!」と言って、別の中古車からバッテリーをもってきてそれに付け替えてくれました。「新品のバッテリーよん!」って。で、そのエンジンがかからなかったバッテリーは、またその別の車につけていました。次のお客さんがその車を買うときはどうするんだろう・・・とは思いましたけど。

その帰り、買ったばかりの中古車でショッピングモールに寄り、買い物を終えて帰ろうとすると、バッテリーがあがっています。さすが「新品の」バッテリーですよね! 駐車場にいたアメリカ人が親切にチャージして助けてくれましたけど、そのあたりからちょっと不安を感じ始めました。それ以後、バッテリーケーブルは常にトランクに入れてあって、一度ならず人助けをしたこともあります(つづく)。

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