レッドデータガール&荻原規子さん
次の作品がとても待ち遠しいという作家がいます。その筆頭は藤原伊織さんだったのですが、残念ながらお亡くなりになってしまい、次の作品がなくなってしまいました。藤原さんの作品については、いずれ熱く語りたいと思っていますが、いまは下の娘も藤原さんのファンにしてしまったので、ふたりで「イオリン」談義をしています。
荻原規子さんも、次の作品が出るのを楽しみに待つ作家です。「レッドデータガール-はじめてのお使い」を昨晩11時半に読み始め、つい全部読んでしまいました(睡眠不足なり)。荻原さんの作品はヤング向けなので、フリガナなんかふってあったりしますが、じつにおもしろいです。今回は設定は現代だけど、姫神とか山伏とか出てくるファンタジーです。レッドデータガールって妙なタイトルだなあと思いましたが、「レッドデータ」って絶滅危惧種の情報が書かれた「レッドデータブック」からきてるのですね。なるほど「絶滅危惧少女」か。とても納得。もちろんこの一冊だけでも十分堪能できたけど、ここで完結するわけじゃなさそうで、「続きが読みたい!」と欲求不満がたまるのが、この本の欠点ですね。
荻原規子さんとの最初の出会いは「樹上のゆりかご」でした。都立高校が舞台のミステリーで、なんか自分の高校時代と重ね合わせたりして、とても面白い小説だと思いました。それから同じ作家の作品が読みたいなと思って、勾玉三部作(空色勾玉、白鳥異伝、薄紅天女)を読み、すっかり大ファンに。今回の「レッドデータガール」もそうですが、荻原さんの作品は、今年の夏に旅行した熊野がおおいに関係していて、スケールが大きく、しかも日本の神話や伝説とかを題材にしていてすばらしい作品だとひたすら感心しています。こういうイマジネーションの豊かな方ってほんとうにすごいと思います。
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