GWには映画もちゃっかり2本見ました。話題の「テルマエ・ロマエ」と金城武さんの「捜査官X」です。
「テルマエ・ロマエ」は、予告編を見て想像した通りの作品でした。ローマ人の風呂建築家が、なぜかタイムスリップして日本のお風呂に突然出現してしまう。そして、日本のお風呂屋さん、家風呂、トイレや温泉に感激して、そのアイデアをローマに持ち帰る。ここはとてもアイデアが斬新で笑えます。ありえない設定の中で、大真面目な阿部寛さんがほんとうにおかしい。そして、ヘンなローマ人にわりと自然に接しちゃう、日本のおじいさんたちも最高です。
顔の濃い日本人(阿部寛、北村一輝、市村正親など)をローマ人にしちゃうところがすごい。しかも、ほかのローマ人たちは外国人なのに、とくに違和感なくローマ人らしく見えたりして・・・。一方、日本人=平たい顔族は上戸彩さんはじめ、いかにも日本人って顔の俳優さん。うまくできてます。
ストーリーのほうは、この設定とアイデアに比べるとふつうな感じかなと思いましたが、肩の凝らない娯楽作品だと思いました。

一方、「捜査官X」のほうは、予想とまったく違う作品でした。いい意味で期待を裏切られます。日本映画にも、ハリウッド映画にもない、じつに不思議な雰囲気がある。人間の心の問題を掘り下げているストーリーでもあるのに、どこか漫画チックな現実離れ感があり、カンフー映画のようでもあり、映像はものすごく美しくて芸術的。1世紀前の中国の田舎の村の描写がすばらしかった。ナショナル・ジオグラフィックを見てるみたい。展開も、えっと思うようなところが多々あって、予測不可能。ピーター・チャン監督の独特なテイストが感じられます。わたしは、金城武さんのファンなので、チャン監督の「ウィンター・ソング」も「ウォーロード」も見ましたが、この映画が3本の中では一番よかったです。
百年ほど昔、ある田舎の村に凶悪な強盗があらわれる。平凡な村人ジンシー(ドニー・イエン)が勇敢にも彼らに立ち向かい人々を救う。ところが、調査にやってきた変り者の天才捜査官シュウ(金城武)は、平凡な男が凶悪犯をふたりも殺せるものだろうかと疑いを持つ。シュウの謎解きは面白かったですが、彼がしつこく犯罪者をつかまえようとしたがために、結局、あんな大騒ぎになってしまって、せっかく平和に暮らしていたジンシーがかわいそうになりました。ほんとうに迷惑な捜査官です。でも、シュウ自身も心に傷があって、情を無理に抑えている。今回はそれが裏目に出てしまうのですが・・。
とにかくジンシーが強い。でもそのお父さんがさらに強くてスーパーマン並。いったいどういう結末になるのかと思っていたら、腕力のほうはからっきしのシュウの策略で片がつくとは! 今回の金城さんは、諸葛孔明をさらにヘンにしたみたいでした。相変わらずすごくイケメンなのに、ああいう役が、けっこう似合ってるのからおもしろいな。
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